江戸の昔の提灯屋、今は大門、川口雨具提灯店

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当店は明治10年（1877年）に当地にて創業いたしました。
先祖は沼津日枝神社の神主で、16世紀半ばから350年間務めていたとの記録が残っています。二代目店主は、江戸末期には寺子屋をやっていたようだとも話していました。おそらく字が上手いことから提灯づくりを始めたのだと思います。そして同じ和紙製ということで番傘も扱うようになり、現在に続く提灯と雨具の二本柱で店が続いてきました。
戦後は石油製品が中心となり、雨具の他に、安全靴・足袋・スニーカー・紳士婦人靴・サンダル・業務用前掛けなど多種多様な商品を扱ってきました。
雨具はそのほとんどを良質の国産で揃え、他の商品もなるべく国内産の信用できるものを置いています。
提灯は、静岡県東部地域の寺社様、町内会様、しゃぎり会様を中心にご注文をいただき、製造販売しています。
これからも地域の人々に信頼される店となるべく、精進を重ねてゆきたいと思っています。

五代目店主敬白